がんばってます

色気

色気のある、青色の人には大変に困ってしまう。青色というのは視覚的なものではなくて、感覚的にそう私が感じるもののことだ。でも感覚的に人に色をみるといわれてもよく分からないし、そんなことが可能なのかと思われると思う。強いていうなら共感覚などがそのような例に挙げられるし、私もその気が無くはないのだけれど(日本史の人物はその名前の色から思い出していたりした)、文字ではなく人を見て色を感じることはあまりない。そういえば一昔前くらいに、江原啓之が人のオーラが見えるなどと言って一時はメディアに持て囃されていたりもしていたが、オーラとか云われるようなスピリチュアルの類とは違う気がする。だから、結局は何とも言いようがないのだけれど、でも青色の人がごく稀にいる。笑うとその青色は一層強くなる。その青色は愁なのかもしれない。分からない。ただ、私はその青色が大変に好きだ。そして、しかも、かなり悪い事に、その青色の人は、私を気まぐれに構ってくれる。私の不安症を痛烈に掻き立てて、距離を取って執着せぬようにという、そのような自惚れた、思い上がりの配意も空しく、ますます憂慮に戻されてしまう。何気なくやっているから、どうしようもできない。そのような才能に圧倒されている。この世に二人見た、その青色の人に見合いたい。だから私は今日も勉強します。