あんなに煙草を嫌っていた君が
このままだと一日一箱吸いそうだ
部屋が雀荘の匂いに似てきた
高校の同級生がグラビアアイドルになった
ホストに貢ぐためらしい
見てみたらAVみたいな奴だった
飛び切り可愛い後輩がヒステリー拗らせてる
ストーリーには変わらぬ笑顔
小さな手紙を渡してた姿が縮れる
狭い世界で憧れてたこと
先輩とか賢いとか上手いとか
ずっと陽炎みたいに光線が屈折していただけだったのに
思春期は夏だった
太陽に照らされて、熱に浮かされて
本当のことなんて何も無かったかもしれない
雪国生まれの私は寒さが好きで
暑さにはめっぽう弱い
でも、涙と汗の違いが分かって良かったかも