がんばってます

享楽や、幸福や、愛情、それらの境界の曖昧なあれこれ

カセキホリダーみたい、とか妖怪ウォッチでこんなんあった、とかが割と会話に出てくる。

U-NEXTでなんでも観て良いよと言ったら、ドラえもんを楽しそうに観ていた。

彼は塾で一番城とドラゴンが強かったらしい。

彼はなめこ図鑑に詳しく、名称もその一株(助数詞がこれであっているか分からないがこれを使う)ごとの特性も熟知している。

ごっこ遊びがとても好きで、その時の状況に応じて色々な役になりきっている。それが高じて、今度実家から人形を持ってくるねと言っていた。人形って例えばどんなのもってくるの?と聞いたらトランスフォーマーとか、と答えた。

私と話したくて、リンスを流さないままお風呂を上がったりする。

私は野菜の食べれない偏食持ちの人間であるので、申し訳無いながら彼に野菜をお願いした。そうしたら、健康になっちゃうな〜とニコニコ食べていた。

通話をしていたが、お腹が痛くて話せなかったため、彼にラジオ形式の独演会をお願いしたら、気前よく応じてくれた。しかしなかなか上手くいかず、開始1分でBADに入り、俺はこの街のガンやと言い出した。

 

バイト君と呼ばれるのが嫌でその度に苗字を名乗りバイトをクビになった。

毎度その人がバイトをしているラーメン屋の店主に理不尽に怒られているのに、帰ってきてもそんな話など一切しない。それよりも、バイト先の人に俺に彼女がいるのを勘付かれたかも、という心配をしていた。

自動販売機でジュースを買うと、謎の音が鳴った。そこで終わる?みたいな謎の音だった。あの人は自動販売機にも分け隔てなく接するので、なんだ?と声をかけていた。

運転中、よく後ろや前の車をよく見ている。車内でキスをしていたアベックの車のナンバーを覚えているくらいに見ている。ナンバーと言ってもただの数字ではない。県名、その後の番号、ひらがな含めてだ。だから、車内でキスをすれば皆に見られると極度に恥ずかしがっているのに、結局興味が優って車内でキスをした。それで顔を赤くして、晴天であるのにウォッシャーをギャンギャンに出しながらワイパーを動かしていた。

 

ずっと寂しそうな顔をしている。寂しさを抱えている顔をしている。でも時々、とても幸せそうな顔をしている。その時間がもっと増えてほしいと思う。