がんばってます

諦め癖

私には諦め癖がある。他者をコントロールしようだとか、自分の意思を通そうだとか、あまり思えない。基本他者の言うことを優先する。諦めている。

親は私のしたいことに肯定的だったことはあまりない。話し合いも出来ないし、馬鹿にしたりしてきた。だから自分の意見というものに諦めがあるし、他者の意志というものに抗えなくなっていった。

だから、「ダメか。ならもういい。」というようなことが多かった。それ以上自分のしたいことを願うと悲しくなるからだ。

この前、出掛けた帰りに寄りたい所がありその相手に頼んだものの、どうやら疲れてもうどこかへ寄りたくなさそうだったから、「やっぱりいい」と言った。「大丈夫だよ、行けるよ」と言われたが、「もういい、どうせ道中に行きたくなくなって行かなくなるだけ」と突き放してしまった。

自分が嫌いといいつつ、なんやかんやで、自分が大切にされなくなることを恐れている。

嫌々隣を歩いていたり、途中でやっぱりやめようと言われたくなくて、突き放してしまった。

私は夜更かしをよくしていた(夜にあまり眠れない)ので、昼の誘いを断ってしまうことが多かった。小6の時に、家族にカラオケに行こうと誘われたのに眠たくて断ったことを今でも覚えている。思い出すと泣きそうになる。私のせいで家族団欒を壊したのだと辛くなる。昔恋人と水族館に行こうと言っていたのに、昼過ぎに起きたから結局17時の閉館時間に間に合わず行けなかったことも覚えている。そういえば受験勉強があるからと母親からの珍しい水族館への誘いを断ったのに、その日の勉強の進捗が最悪だったこともあった。

だから、人の頼みや誘いを断ったことへの強烈な罪悪感が、自分への攻撃として返ってくることを恐れている。

嫌なことはして欲しくない。という気持もある。自分のために嫌な気持になってしまったら、二度と取り戻せないのではないかと思ってしまう。我儘というものは他者への強い攻撃だと思っているきらいがある。頼みではなく、我儘であるなら、それは駄目だと。しなくてもいいことなら、しない方がいいと思っている。自分にそんな価値無いと思っている。

 

でも、それで他者を傷付けるのは、違う。

 

諦めという行為は、これ以上無い他者否定だという思考が、友人関係や恋人関係に対しては根強くあったにも関わらず、関わらずだ。

何故、自分を守るという時になって他者の気持を全く慮ること無く、無防備にあんなことを言ってしまったのだろう。

少しは我儘を可愛く言えるようになった方が良い。