がんばってます

YMOについての自分語り

高校一年の時になんか80年代のものをYouTubeで何かと見てたからか、なぜかは忘れてしまったけどYMOに辿り着いて、それで東風を初めて聴いて、ていうかMVを試聴して惚れてから、高校の間はずっとYouTubeYMO関連のものを漁っていた。インストであのブームを巻き起こしたのは今ではあまり想像できない。空前のテクノブーム。細野晴臣坂本龍一高橋幸宏を日本国民が皆認知していて、ファンが大勢いたなんて、どれだけ文化的に恵まれてたんだ!今でも近未来感とか新しさを感じるのは、本当に才能だと思う。

私の話になってしまうが、高校生の財力ではprofet-5とか、(当時は4までだったかも、忘れてしまった)moogとか到底買える訳が無くて、安い電子ピアノを二つ、なんとか机とか色々使って二段にして教授の真似をして弾いてその気分に浸って遊んでた。バカ。でも愛すべきバカって言っていいと思う。本気で没入してのめり込んでいたし、バカだったから、形から入ろうとして丸いレンズの黒色のサングラス買ったりしてた。あと、あの赤い人民服が欲しくてヤフオクとかめっちゃ漁ったりもした。結局大学生になってZARAで売ってた赤い中華服を買って、それでその欲求は落ち着いた。着る場面なさすぎる。

話が逸れたので元に戻す。YMOの曲の中でも本当に東風が好きで、スマホの無料のDTMアプリを使って耳コピとか作ってた。割と出来が良かったはずなんだけどいつの間にか無くなってしまった。千のナイフとかも好きだったな、RYDEENとかも弾けた、今はもう滅多に鍵盤に触れないので弾けるか分からない。

久しぶりに東風聴いたらその頃のことを思い出した。あまり特定のものにハマることが無いから、ある一つのことに熱中したことはかなり大きい思い出になりがちだ。そんな自分にとってYMOは本当に青春だった。そもそも学生とインスト曲が相性良すぎる、(勉強とか通学とか)大学生になってからこういうバカをやることがあまり無くなってしまった。でもこのような思い出は、高校生の時は同志が全く居なかったので無も同然であったけれど、今このようにある種のコンテンツと化しているのは良いことだ。